「歯の食いしばり」「歯ぎしり」「顎(あご)のだるさ」を和らげたい

 

よくある質問

寝ている時の「歯の食いしばり」「歯ぎしり」があります。
日中集中しているときやディスクワークで気がつくと「噛みしめ」をしています。
起きている間も、つねに歯を食いしばっていて力が抜けません。
そのため「顎の疲れ」「首、肩の疲労感」がいつもあります。

顎、耳のまわり、こめかみに痛みを感じています。
「歯の食いしばり」「歯ぎしり」を改善するにはどうしたらいいでしょう?

「歯の食いしばり」「歯ぎしり」は、カラダの力が抜けない状態になっていることが多いです。

・いつも上の歯と下の歯をくっつけている
・いつも肩が上がっている

ご本人としてはまったく無意識です。長年の癖となっています。

今まで聞き取ったところでは

  • 頑張ると噛み締めてしまう癖
  • 歯の調整してから癖が始まるようになった
  • サックスやクラリネットなど噛む楽器を使うようになって
  • 小さい頃から歯ぎしりの癖がある
  • 親に口を閉じろと言われ続けて癖になる

ストレス論が幅を利かせてますが大きな原因とは思えません。
歯ぎしり,噛みしめ,食いしばりは大きなストレスになることはあると思いますが。

顎関節を直接動かしているのは
咬筋(こうきん)
側頭筋(そくとうきん)
です。

それを頭を支えて噛むのを下支えするのは
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

顎のトラブルの方は咬筋、側頭筋を触ってみますと、左右で筋肉の緊張、凝りに差があります。

咬筋、側頭筋に緊張、凝りがあれば首や肩に凝りがあります。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)、斜角筋といった首の筋肉がとても硬くなって凝っています。

顎関節は左右対象の構造ですが、顎関節を動かす筋肉の動きが左右対象ではない場合,噛みしめが強い場合には、顎(あご)の動きに歪みが起きます。

歪みは「噛みしめ力」で起こってきます。

左右の顎関節に歪んだ状態が続くと、関節の構造そのものが変わり痛みを発症することも出てくるのです。

顎の動かし方に左右差がある場合全身に影響します。
姿勢や動作も左右差が大きく見られることが特徴です。

歯の治療も影響します

抜歯してらっしゃる歯の矯正をされている方はよく首肩コリになります。
口の中の影響は全身に広がるといってもいいかもしれません。
カラダの不調によって歯槽のうろうになったり、ばい菌が入り歯茎に熱を持ったり、赤く腫れたりします。

このような状態になると、いつも以上に首や肩こりが強くなります。

歯、歯ぐきの状態が全身の状態に反映されていることがよく見られるからです。

小学生で歯科矯正している最中の子供の特徴は肩こりです。
重いランドセルを担いで遅くまで塾など通っている複合問題もあります。

ケガなどの古傷はありませんか?

骨折やねん挫、打撲などのケガをした場合、患部治療が一般的です。
患部が治癒すれば治療終了となりますが東洋医学では患部が全身に及ぼす影響までを見て治療を行うことがあります。

私のところで来院された方で鼻の古傷で「喉のつまり感」が出た方がいらっしゃいました。「喉のつまり感」は首こりに関係しているとみています。
ここにお灸をしてその場で「喉のつまり感」が消失したことがあります。

治癒した傷跡が刺激となって症状を出すということは知られています。

足の親指の捻挫した場合、時間の経過とともに親指の痛みは軽減していきますが、肩関節の動かし方につまり感が出ることがあります。

足の親指の昔の傷で、カラダ全体の動作、姿勢の歪みの原因となっているケースがありました。

手や足にケガの経験の探り出しが顎関節の参考点になる場合もあります。
太谿と呼ばれるアキレス腱近くのツボで顎の開け閉めが楽になったこともあります。※

改善する方法はあるのか?

日中に行っている噛みしめ,食いしばりは改善します。
パソコン仕事の人ならポストイット(メモ)に「歯を合わせない」など書いて実行するのみです。
癖を上書きしましょう。

イラストの赤い場所は痛みやこりの強くなる場所です。
ここに自分でマッサージや「火を使わないお灸」を使いましょう。

鍼灸院では手や足のツボを使っていきます。