座っている時間が長いと股関節は屈曲位で固まります

動かさない関節は固まり可動域が狭くなる宿命です。
仕事の大半はデスクワークで家でも座ってテレビを見たりスマホでネットを楽しんだりする時間が長い人が多い思いますが,そんな人の股関節はずっと屈曲したままになります。

筋肉は屈曲位だとその方向に曲げるための筋肉は硬くなり反対方向に伸ばす筋肉が弱くなります。
心配なら何かに掴まり片足を後ろに伸ばしてみましょう。
椅子に膝を乗せるのもありです。

股関節は多軸性で6つのパターンの動きをこなしますが屈曲ままの姿勢が多いと動きが段々制限されていく場合があります。
これを防ぐには簡単な方法としてはラジオ体操を毎日取り入れてみることです。

住環境の変化も股関節の柔軟性に影響を与えています。
今では和室や和式トイレがあり布団の上げ下ろし毎日していた純和風の住まいの環境はあまりありません。以前の日本の環境はしゃがんだり立ったりで股関節をダイナミックに動かす場合が頻繁にありました。

ところが椅子とベッドの暮らしになり段差が少ないバリアフリー空間が増えると股関節をフル活動するチャンスが奪われて硬くなりやすい今更昔には戻れない。
名キャッチャーの谷繁さんや古田さんがYouTubeチャンネルで和式トイレが足首や股関節の柔軟性を鍛えてくれたと話していましたが今は意識して股関節をダイナミックに動かす環境を作るしかありません。