冷え性の症状は、手足が温まらない，疲れやすい，眠れない，根気がない，などの状態が出ます。
体温は、自律神経の働きで一定に保たれています。
いろいろな条件で自律神経がうまく働かなくなりると自力で体温調節しきれなくなります。
原因としては生活環境や食生活（栄養バランスが悪い，冷たいものの摂り過ぎによる冷え）や運動不足などがあげられます。
東洋医学の捉え方は冷えは腎虚の症状にとても似たものがあります。
冷えによって起きる症状
頭痛・肩こり・体力がない、肌荒れ、血色不良、腹痛・便秘・下痢、生理不順、足のむくみなど生じます。
腎虚と呼ばれる症状
下肢の冷えやだるさ，腰痛，骨粗鬆症、脱毛や白髪、難聴や耳鳴り、皮膚の乾燥・痒み、排尿障害や尿失禁、などは、腎気が虚した状態、「腎虚」の症状と考えられています。
体温が一度下がるだけで免疫力が30%以上も低下するといわれ、冷え性は万病の元といっても過言ではありません。
働きすぎやストレスによる「腎」の減退，加齢による衰えを止めることは出来ませんが、不足を補う事で、加齢による様々な症状を緩和したり、改善できるように働きかけることは出来ます。
冷えは「やる気」や「だるさ」
冷えからくる体調不良はお灸で体質を変える
「モグサの火の中に天空に輝く太陽の火を見ることのできる鍼灸師は、現代のシャーマンなのである。」とは松田博公先生がおっしゃったお話ですが，私もお灸を据えながらそのように思うことが多々あります。
古代から連綿と続いている療法の一つです。
お灸と光線療法は冷え性の方にオススメできる療法です。
