鍼灸ほど歯科口腔領域に役立つ療法はないと感じています。
30年観察しいて顎関節に関わる症状は誠に多いのです。
- TMJ(顎関節)部の痛み・開口障害
- 頭痛(頑固な頭痛)
頭がホーッとしている感じ
頭髪に触られてもヒリヒリする感じ - 強烈な肩こり
首筋のこり
胸鎖乳突筋の痛み
後背筋群の痛み) - 肩甲骨の内側がうずく(コリ)
胸がコル - ふらつき
- 耳鳴り
- 睡眠障害
- 昔のカラダの記憶
- 自律神経失調
手足の冷え
心臓神経症
肋間神経痛
胃腸の不調
発汗 - 咽頭部
喉の痛み
喉のつまり感
呼吸が浅くて困難な感じ
異物感
飲み込みづらい - 視力の低下
涙が出やすい
目の奥の疲れ - 腕が上がらない
上腕の痛み
指や関節のむくみ
顎は頭蓋骨に対してブランコのようにぶら下がっています。
噛むという動作は頭蓋骨(脳頭蓋・顔面頭蓋)はもちろんのこと背骨や鎖骨や肋骨に付いている関連した筋群に負担をかけ,影響を与え歪んでバランスを取るようになります。
顎を動かす筋肉が無理な動きをします。
そのため筋肉の延長線上にある頚椎に負荷をかけて圧迫させたり出っ張らされたり正しい位置から移動させてしまったり,その周辺の血行を阻害したりします。
頚椎の位置の異常やそれによる筋緊張(コリ)は血行障害を受けると自律神経系の失調をきたすことになるといえます。
これは全身に影響を与える要因だと思っています。
そのバランスを壊す大きな原因が噛みしめ・歯ぎしり・食いしばりといった動作です。
システムの異常を鍼灸で本来の状態に戻すことによって改善します,
この図は大脳皮質の運動量を示しています。
大脳の表面に広がるシワを持った大脳皮質。
どれくらいの領域を司っているのかを研究したカナダの脳神経外科医は人間の身体のさまざまな部位の機能が、大脳のどこに対応しているかを表す脳地図を作製しました。
ホムンクルスマンといいます。
異常に大きい顔や口,手など大脳皮質の仕事量を図式化したものです。
認知症予防に指や手を動かしたりよく物を噛むというのは如何に大事かということになります。
咀嚼のシステムが脳を介したて出た現象(症状)であると思えるのです。