普段生活をされていて、原因不明の体調不良やイライラを感じることはありませんか?
特に症状がなくても体調が優れないと感じたりしんどいと思うこともあるかもしれません。

ストレスケアと鍼灸

鍼灸治療は局所の筋緊張の緩和,免疫の活性化のみならず,脳内ではモルヒネ様物質の分泌を促し,鎮痛効果を有する.また,前頭葉の活動や自律神経の調整に関与し,オキシトシンの分泌を促し,セロトニンの分泌を増加させる等,不安やストレス軽減にも寄与することが明らかになってきた.これらの作用機作が憂うつに対する有効な鍼灸の治効であると考えられています。

鍼灸医学は,日本においても独自に発展を遂げました。
多種多様なアプローチ法が確立された医術です。
灸治療は皮膚に微小な刺激[ほのかに感じる程度の温度です]であり,そのツボは皮膚にあり反応点を選びます。

皮膚は発生学的に脳と同じ外胚葉由来です。
皮膚からの刺激や情報は脳へ伝達され,脳を活性化することが知られています。
その中でも,ツボの反応点に刺激を加えると影響が強く出ると考えられています。

イギリスで行われた「鍼灸療法」を使っての調査では

方法と調査結果

無作為対照試験では、755 人のうつ病患者 (Beck Depression Inventory BDI-II スコアが 20 以上) が、イングランド北部の 27 のプライマリ ケア プラクティスから募集されました。患者は、鍼治療 (302)、カウンセリング (302)、および通常のケアのみ (151) に対して 2:2:1 の比率を使用して、3 つのアームのいずれかに無作為に割り付けられました。主要アウトカムは、3 か月時点での平均患者健康アンケート (PHQ-9) スコアの差であり、12 か月の追跡調査で二次分析が行われました。分析は、治療の意図によるものでした。

PHQ-9 データは、3 か月で 614 人の患者、12 か月で 572 人の患者で利用可能でした。患者は、平均して鍼治療に 10 回、カウンセリングに 9 回のセッションに参加しました。通常のケアと比較して、鍼治療 (-2.46、95% CI -3.72 から -1.21) およびカウンセリング (-1.73、95% CI -3.00 から -0.45) では、3 か月で平均 PHQ-9 うつ病スコアが統計的に有意に減少しました。 )、鍼治療 (-1.55、95% CI -2.41 ~ -0.70) およびカウンセリング (-1.50、95% CI -2.43 ~ -0.58) では 12 か月以上。鍼治療とカウンセリングの差は有意ではなかった。制限に関しては、試験は非特異的な効果から特異的な効果を分離するようには設計されていません。重篤な治療関連の有害事象は報告されていません。

結論

うつ病を呈している患者に対する鍼治療とカウンセリングに関するこのランダム化比較試験では、プライマリケアの一般開業医に相談した後、両方の介入により、通常のケアのみと比較して3か月でうつ病が大幅に減少しました.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3782410/
憂うつな気持ちを抱える方は疲労感が強かったり少し体温低下の傾向にあります。
鍼灸は皮膚にアプローチして体温が上がるようにお灸など用います。

疲れが取れない
元気が出ない
心が晴れない

お灸をお試しください。

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