光線療法

古来より太陽はエジプトでも日本でも崇められています。
「太陽は生命の光である」。
古代ギリシャ人は太陽の光を治療に応用したと想像できる遺跡が発見されています。

ギリシャに生れ、後年医聖と称えられたヒポクラテスこそ太陽光線で病気を治した最初の人です。
紀元前400年頃、ヒポクラテスは、様々な病気の治療の一環として、日常的に日光浴を処方していました。コス島にある彼の医療施設には大きなソラリウムがあり、治療の一環として患者に最大限の太陽光を浴びせていました。

何世紀にもわたって、多くの医療従事者が、太陽の下で過ごす患者の方が回復が早いことが認識されていました。フローレンス・ナイチンゲールが病院の設計者に、自然光で明るく照らされた病棟を作るように訴えています。
最近の研究でも、太陽光は単なる傍観者ではなく、人間の健康を左右する重要な要素であることが確認されています。
しかしながら、太陽光は不可欠のものですが、場所・時間・天候・季節で安定的に得られません。

安定的かつ安全な太陽光に代わるものとして人工太陽の光線です

治療器灯体にセットされた2本のカーボン(炭素の電極棒)に電気を通し、カーボンをスパークさせて人工的に可視光線をつくり肌に直接照射して治療します。

 光線の性質と作用(近赤外線・可視光線・微量の近紫外線)
光線治療に用いる光は、太陽と同じような特性をそなえた光線で、問題になっている有害紫外線は含んでいません(近赤外線・可視光線・微量の近紫外線の範囲の光線)。

 光線治療は、体力をつけることを第一の目的にする治療法です。
妊婦さん、赤ちゃん、病中病後の方、寝たきりの方にも安心してお使いいただけます。とても温かで優しい光ですので、ポカポカとしたひなたぼっこをしているような感じです。

光線療法

両足裏・両ひざ・腹部・腰部・後頭部など各箇所約5~10分、各自の症状に合わせた光線を照射し、体の各器官に光線のエネルギーを送り、血液循環を良くし新陳代謝を促進させ、免疫力を高めるなどのさまざまな効果があります。

日光は健康を左右する要素であり、うつ病、がん、術後の痛みなど、多くの疾患の予防や改善に重要な役割を担っていることを裏付ける証拠が増えつつあります。
日光は歴史を通じて治療に用いられてきました。

季節性情動障害というのがありますがや冬の寒さと暗さが始まると、彼はますます落ち込み、睡眠パターンが乱れ、いつもの行動が楽しめなくなります。

日光と健康

セロトニンが発見され、分離されるずっと以前から、何世紀にもわたって、多くの医療従事者が、太陽の下で過ごす患者は気分が良くなると認識していました。
その結果、日光浴や温室は長い間、健康回復のために利用されてきました。

光線はエネルギーを補給し、疲労回復、皮膚をつややかにし皆様方の日々の健康にお役立ていただけます。