お灸はどのような方法ですか?

お灸はどのような方法ですか?

お灸は、よもぎの葉から作られた「艾(もぐさ)」を燃やして体を温める、中国医学に由来する伝統的な治療法です。
血液の流れを良くし、「気」のめぐりを促進することで、様々な症状の改善や全身の健康維持に役立ちます。

よもぎの葉から作られた「艾(もぐさ)」を燃やして体を温める伝統的な治療法です。中国医学を起源とし、日本には仏教とともに伝わりました。

お灸は 血液の流れを良くする 「気」のめぐりを促進します。

全身の健康維持 お灸には主に2つの方法があります:
直接灸:艾を直接皮膚の上に置き、燃やします。ツボと呼ばれる体の特定の部位に施します。

間接灸:皮膚に触れずに燃やします。
例: 棒状の艾を皮膚から2cm程度離して熱を加える
生姜などを皮膚と艾の間に挟む

鍼の上に艾を燃やす(灸頭針)

 お灸の効果は、艾の燃焼温度、精油の作用によるものと考えられています。
様々な症状の改善に役立つとされ、特に消化器系の問題や慢性的な痛みに効果があるとされています。

このように、お灸は東洋医学の知恵を活かした自然療法の一つとして、今でも広く親しまれています。

当院で行っているお灸の種類は以下の3つです。

  • 棒灸:棒状のもぐさを使用する間接灸の一種です。もぐさを皮膚から1~2cm程度離して熱を加えます。皮膚が温かくなったら少し離し、赤みが出てきたら中止します。痛みを感じにくい、安全性が高いため、初めての方にもおすすめします。

  • 台座灸:台座が皮膚に付着することで、直接皮膚に触れずに熱を伝えることができます。消化器官が不調や冷え性の改善に効果があるとされています。

  • 三分灸:小さなもぐさの塊を直接皮膚の上に投げつけると燃える直接灸の一種です。「三分」とは、もぐさが米粒の3分の1程度の意味です。ツボに直接熱を加える方法もありますが、当院では途中で消す方法使用しています。

これらの方法は、特に「力のないツボ」、気血の流れが滞っていると考えられる部位に対して効果的です。お灸の熱によってツボを刺激し、気血の流れを改善することで、様々な症状の緩和や全身の健康増進を図ります。

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