アジアの伝統医学は病んだ人を治すことは必要ですが健康な人を病ませないようにしないことは,それ以上に大切であります。
日本の按摩や指圧,灸療法は養生医学として最も大切な役割を果たすものの一つです。

中国医学は”未病を治す”を医の上策としてきました。

“未病を治す”とは,病気を未然に防ぐことです。
病気を未然に防ぐにはいろいろな方法があります。
そのうちでも疲労の回復法としては按摩に勝るものはありません。
疲れ切った体も心も真心のこもった温かい手の触擦により,たちまちにして快く甦り元気が復活します。

按摩は実に不思議な疲労回復法なのです。
”手は不思議なクスリです” とはまさにこのことです。

人は時には疲労が度を過ぎ,心に悩むことあれば快く睡眠が得られず,疲労の堆積となり疲労の堆積はやがて病気の誘因となります。
ところが快い按摩は快く睡眠に人を導きます。
人は疲れも悩みも忘れ果てて快い深い眠りに入りそうなれば心身とも壮快となります。
このように按摩は江戸時代より疲労回復法としては安眠法としてよく活用される時は治病にも大いに役立つものです。
治療のための按摩は医療の領域に入るものは医療の補助としての看護にとっても按摩の効果は極めて大きいと思われます。

按摩は養生,健民,治療,看護の面において偉大なる働きを持つものであります。


疲労回復法として,安眠法として按摩をオススメいたします。

疲労回復につながるもみ療治

人は疲労をすると,筋肉や皮膚にコリという緊張したものがあらわれて来ます。
コリは頭痛や重たい感じ,張り付いている感じ,えぐってみたい感じとなって現れていきます。
コリは「神経」と「血管」に影響し局所の代謝を狂わせて悪い状態を悪化(疲労が抜けない,頭痛,肩こり,腰痛,便秘,不安感,睡眠が浅い,寝付きが悪い,目がしょぼしょぼする,)させ,もともといい状態でいようとする人の体の仕組み(ホメオスターシス)を阻害します。


このコリは,解消してあげるとカラダは軽くなったり,目がスッキリしたり,痛みのあるところは軽くなったりと自然治癒力に余裕が出てきます。

あん摩マッサージ指圧,鍼灸はカラダの治ろうとするボタンを押してあげることをお手伝いしています。

このような方にオススメします。

全身症状
  • 疲れ回復
  • スポーツ後の疲労回復
  • 咳息切れのある
  • 呼吸が浅い
  • 眠りが浅くて体がだるい
  • うつ症状による体調不良
神経系
  • 頭が重い・痛む
  • 首筋のこり
  • 肩が凝るとき
  • 腕が上がらない
  • 肩甲骨の動きを良くしたい
  • 脇の下がこる
消化器の不調
  • 胃の調子が悪い
  • 便秘
脳障害による麻痺
  • 脳障害による麻痺
  • 小児麻痺

もみ療治

日本の国では古に伝わったとされる按摩という手技療法があります。
按(おさえ)・摩(なでる)を用いて身体を調整する方法です。
筋肉をおさえ揉みほぐし、新陳代謝を高めるものです。

按摩とマッサージは厳密にはまったく異なるものです。
按摩手技の本来の特徴は虚実に対して補寫を行う(カラダの問題点に合わせた方法)ことです。
緊張した部位には気を散らし力のなくなった部位には気を補います。

最近ではあまり見かけなくなりましたが「もみ療治」と言われてもいました。
関節と経絡のツボと調整をもってカラダを整えます。

これが西洋マッサージとの大きな違いとなります。
私の按摩の手技と明治以降の創出された指圧を合体整理したものです。
伝統ある本物の按摩の揉み療治をぜひご体験ください。

経絡と呼ばれる筋

経絡は、簡単に言えば「気」と呼ばれるエネルギーの流れる大小の脈(道筋)を総称したもと考えられています。
原始的な反射や体感では温かい筋として感じる場合もあります。
その気の発するポイントがツボと呼ばれています。

これが東洋医学の基礎理論の一つになっています。
気は生命エネルギーと解釈されています。

おおむね上下に走った筋で正経12本奇経8本の20本の経絡がカラダを巡っています。
指圧、按摩、鍼灸は、この経絡にある反応のあるツボに施術します。
全体的な指圧を施すのは、この経絡のバランスを診ながら施術するからです。

揉み療治は定期的に受けると体の調子がいい
揉み療治を定期的にうけるメリットが有ります。

定期的にかかることのメリットは

・頭痛が減る
・よく眠られるようになる
・熟睡感が増える
・お腹の調子がいい

・ココロにゆったり感が出る
・イライラが少なくなる
・疲れがとれるようになる
・快適なカラダの状態が増える

・カラダの冷えが減る
・目の疲れが解消されやすくなる
・集中力が増す
・気が晴れる