マブべは千葉の教会で小児はり

マブべでの活動の目的の一つは小児鍼の普及でした。
どのように現場を作り出すかが問題でした。
大極安子代表の尽力で千葉にある幼稚園で小児鍼とマッサージ整体をするために教会に行く日を作りました。
教会に行くようになって3年通いました。月に2回通いました。

2004年に松田博公先生の著書「鍼灸の挑戦」にタッチセラピーが紹介されました。
小児鍼の普及活動を始めたときに取材を受けたのですがその時の活動が紹介されています。

松田博公さんといえば鍼灸師にして共同通信社の記者でもありました。
私たちの普及活動は鍼灸師ばかりではなく医療関係者や保育士やカウンセラーなどを巻き込んで小児鍼を浸透させようとしたのです。

当時セミナーの内容は「小児の形態的及び機能的成長」「臨床心理学」「小児はりの適用外病態」等を行っておりました。
セミナーの後で松田さんの意見に大いに励まされたのを覚えています。
また今回うれしいのは第七章「いのちを守り育てる」というコーナーで紹介していただけたことです。

小児はりを現代風に「タッチセラピー」とし、関東近郊の幼稚園・保育園・保健所での普及活動、小中高校での講演活動、ベトナムでの普及活動をするまでになりました。
「小さくともキラリと光る活動」だったと思っています。

https://amzn.to/3cli4ni

 はり1本、ひとつまみのモグサで時には奇跡的な治癒をもたらす鍼灸は、お金の掛からない医療としてWHOも推奨し、欧米政府も注目している。もはやアジアだけのものではなく、100カ国以上で臨床に応用されている「世界の鍼灸」である。今世紀中には、西洋医学と互角に並ぶ位置を占め、医療を人間的にしていく文化的な役割もになうだろう。ところが、この鍼灸を日本政府は保護も育成もしようとはせず、無策のままである。千数百年の伝統を持つ日本の鍼灸医療はやがて世界の孤児になるのか…。