
首こりのひどい人に歯ぎしりや食いしばり、噛みしめの方が多いです。
頸の付け根がかなり頑固なコリの状態になっています。
顎は、頭と密接に関わっています。顎関節は、頭蓋骨と連結しています。
歯ぎしり食いしばり噛み締めのハリとは
歯ぎしり・食いしばり噛みしめで出来る状態は筋肉の疲労です。
きんにくの疲労は時間とともに弾力がなくなり固くなってきます。
ハリは直接筋に刺入しし関する作用を利用しています。
また手や足の反射区を利用するのでバランスよく調整することができます。
歯と歯をかみ合わせる動作は頬あたりにある「咬筋」「側頭筋」と呼ばれる筋肉です。
口を動かしたり、無意識の歯ぎしり・食いしばりを引き起こしたりします。
頭を支え噛む動作で使われるのが「胸鎖乳突筋」です。
この慢性的に固くなった場所を特定しして鍼(はり)を入れていきます。
治療の流れ
・カウンセリングと場所の確認
手足などの反射による硬さを確認します。
・頭蓋骨,顔面頭蓋,頸部,肩鎖関節,肩甲間部を検査マッサージ。
・ハリで咬筋,側頭筋,胸鎖乳突筋を弛める。
場合によってはお灸でバランスを取ります。
手軽に歯ぎしり・食いしばりを軽減させることができるので、お悩みの方はお声掛けください!
歯ぎしり,噛みしめ,食いしばりについてのノート
顎関節が問題で、頭痛になる方は多くいらっしゃいます。
顎関節の力によって引き起こされた緊張です。
歯ぎしりや食いしばりなどは筋肉の過剰運動です。
強烈な運動のために頭痛を引き起こすことがよくあります。
長い時間、アゴの筋肉が緊張状態になることで頭痛を引き起こします。
歯ぎしりや噛みしめなどもそのような状況です。
歯ぎしりでみられる頭痛は緊張タイプの頭痛です。側頭部や首の付け根に強いコリが出来ます。
それが続く限り頭痛を引き起こしてしまうでしょう。
顎に痛みや違和感を感じ、頭痛もある場合には歯ぎしり,食いしばり,噛み締めのことが多いのです。
歯ぎしりはプラキシズムと呼ばれています。
歯ぎしりの原因は、ストレスによるものがほとんどです。
私の子供も2歳くらいから歯ぎしりをしていました。
ストレスがあると思えない時期です。
ただ成人の方を観ているとやはりストレスが多くなると歯ぎしりが多くなるようです。
心の変化と関係がありそうですね。
歯ぎしりの症状
- グラインディング:こすり合わせること(ギリギリと音がする。) 一般的に歯ぎしりといわれる。
- クレンチング:強い力で噛みしめたり、食いしばること。
- タッピング:カチカチ咬むこと。
歯ぎしりの及ぼす影響
食べるときの噛む力は10kg~30kg程度の力しか使われていないのに対して、歯ぎしりをするときは、約60kg~80kgの力が使われているそうです。
この噛む力はは顎の筋肉だけではなく頸の筋肉に緊張/コリを作ります。
毎晩強い力で歯ぎしりや食いしばりを続けると歯が削れたり、揺れたり、折れたり、割れたりする状態になります。
歯医者さんに行くと指摘されている方はかなり目立った状態と言えるでしょう。
歯ぎしりは頭痛、偏頭痛、肩こりだけではなく腰痛などを引き起こすこともあります。
これでイライラして気持ちの余裕もなくなっていくことがあります。
進むと顎の痛み、口が開けにくくなり、顎関節症になこともあります。
歯ぎしりの一般的な治療法
- 対処療法
ナイトガードのようなマウスピースで歯を保護します。
バイトプレートやテンプレートのような装置を使って調整する方法もあります。
個人の歯型に合わせて作りまた状態に合わせて調整します。
調整は通院しながらです。
私は噛みしめでテンプレートというのを試したことがありますがその場で首の緊張がゆるむのが分かりました。
ただ改善する人もいればそうでない方もいました。
・噛み合わせ治療
磨り減った歯や不正な噛み合わせを元に戻すことで効果を得ることがありますが解決しないことも多いです。
・ボトックス注射
一時的に筋肉を萎縮させる注射をして歯ぎしりや噛み締めの悪循環を抑える方法です。3ヶ月は効果は期待できます。
美容整形や歯科で行っています。
按摩指圧マッサージ・鍼灸は、それに伴う頸のコリや顎周りのこの解消には効果を発揮します。
この場合の調整法は、首のコリ解消から始まります。
ツボでいうと完骨、翳風、風池、瘂門などを選穴します。
また、そのまま側頭筋の過緊張をマッサージや指圧鍼灸で施術し弛めます。
顎の下側にある顎二腹筋は、歯ぎしりがある人はカチカチにコリが出来ています。
首の付け根から顎周りの緊張の解消のマサージや鍼灸は「頭痛と顎の痛み」解消にとても役立ちます。