歯ぎしりマッサージ

顎関節の機能解剖学的特徴は片側の運動がなくてはなりません。そのために顎関節症の場合は関節ごとに運動機能の観察が必要となります。
本来の顎関節の持つ正常な動き(滑走と回転)を損ない咀嚼筋の痛みがあるなど。
歯ぎしり,噛みしめ,食いしばりやひどくなると骨膜炎,腱炎,靭帯の弛緩,関節包炎,関節腔内癒着,関節硬直,筋の変性や拘縮など広がるように繋がっていきます。

関節アプローチは改善を図るために必要不可欠な療法です。また併用して習慣による癖の認知とセルフケアでの防止も大切になってきます。

関節アプローチ

関節アプローチ法には一般的に物理療法と運動療法,リラクゼーションおよびバイオフィードバック療法に大別されます。

物理療法は鍼灸,寒冷法,温熱法,超音波,電気,レーザーなどを利用する物理的刺激によって分類されます。
テラフィあけぼの橋では温熱法は,知熱灸と鍼で対応しています。

 

運動療法には下顎可動域訓練や筋肉増強訓練,筋マッサージとストレッチなどがあります。

歯ぎしり噛みしめ食いしばりでの患者様側での悩みの多くは顎関節と首のコリによる疼痛と違和感であることが多いです。
この状況を着目して施術しています。


治療ゴールは顎関節と頸部の可動域を拡大し機能回復させることです。
そのためには下顎や頸部の筋ストレッチ,筋の協調性の向上そして適正な姿勢や習慣性の癖の改善がとて大切です。

温熱療法としての灸,筋肉を弛めるためのハリ刺激などの理学療法的アプローチは顎関節によるトラブルと頸部の症状の改善に対して非常に効果を持っています。