
2003年に新百合ヶ丘から移転してきた当院は、今年で20年目を迎えます。この移転は久しぶりの都心への復帰でした。六本木の防衛庁が隣に移転しており、途中で防衛省になったこともあります。
当時は小児はりの普及を目指して活動の拠点となっていました。
私たちは手探りで施設を一から構築していきました。
当時の都心は再開発が進んでおり、フジテレビは移転していましたが、子会社や関連会社はまだ残っていたため、少し活気がありました。
文化放送もしばらくは,四谷の方にあり放送局が移転してから人の流れが変わったのを実感しました。
曙橋おかだ寄席
来院されている方から落語会をしないかと誘われて「曙橋おかだ寄席」を3回行うことことが出来ました。「おかだ」さんは,並びにあった地酒やクジラ,猪,鴨,スッポンを出していた居酒屋さんです。
もう病気で亡くなられました。頑固オヤジの時代おくれの酒場といった風情でした。
第一回は縁を取り持って頂いた故三遊亭右紋師匠。
第二回は春風亭柳橋師匠
2010年6月26日(土曜日)
二つ目 三笑亭可女次
真打ち 春風亭 柳橋
開場18時 開演19時より
木戸銭 3500円(一酒 肴付き)
第三回は春風亭柳好師匠
昔昔亭桃の助さんは、二つ目
師匠はかみさんのお尻を餅に見立てて
ペッタンペッタン叩く話。
あん摩マッサージ指圧
2003年当初は疲労回復や眼精疲労、首の疲れなどが多くの利用者の方に見られました。
多くご利用いただいたのはあん摩マッサージ指圧。
リーマンショックという経済ショックが起き、世界中が恐慌に陥りました。
それまでは高層マンションが大量に売れる状況でしたが、都心で働く方々は忙しく、私たちマッサージ指圧師はそのサポートをする役割も担っていました。
時間が経つにつれ、首のこりから派生する喉のつまりやどのつかえ・違和感が増えていきました。のどのつかえ・違和感は、食道や上気道に問題がある場合やストレスや悩みによって引き起こされることがあります。
具体的な症状としては次のようなものがあります:
- 食べ物や飲み物、唾液が飲み込めない感じがする
- のどの奥が腫れているような感じがする
- のどの奥に異物があるような感じがする
- 声が出しにくい
- 息がしにくい
当院を来院する方の中には、耳鼻咽喉科での診察を受けている方が多いです。
食道炎や食道狭窄といった症状よりも、咽喉頭異常感症と関連した相談が多いです。
【咽喉頭異常感症はストレスや悩みによる症状】
ストレスや悩みが原因で、のどから胸にかけての違和感や異物感、圧迫感などが生じることがあります。このような症状を抱える方は、「のどに球が詰まっているようで苦しい」と訴えることが多く、昔から「梅核気」と呼ばれています。
まるで梅の種がのどに詰まっているような感覚を表現した言葉です。
私たちの鍼灸院は、移転を経て20年以上の歴史を持ち、患者さんの多様な症状に対応してきました。今後も患者さんの視点に立ち、特徴を分かりやすく伝えるために努力してまいります。私たちの鍼灸院での施術によって、様々な症状の改善や健康へのサポートを提供できることを願っています。
なお、来月から当院は四谷三丁目に移転しますが、新しい場所はA1出口より徒歩5分ほどの近さです。
これにより、より便利にアクセスしていただけることを期待しています。