お灸について

お灸は長い歴史があり、今でも鍼とともに広く使用されています。
家庭でも使用されている方も多いと思いますが簡単な操作、効果を実感できる、家庭では特別な技術いらないという特徴があります。
お灸は病気を治療するだけでなく、予防と健康を維持することができる古くから実用的な治療法です。
このような特徴からアフリカでも結核治療に利用されてきています。
臨床で鍼灸を併用することで応用範囲が広がってきます。

お灸の方法はいろいろな方法があります。
まずは有痕灸と無痕灸に分かれます。
有痕灸は「お灸を据える」という言い方があるように火傷をさせるお灸法です。
ただお米の半分ほどの大きさを数回すえます。
小さな手術といっていいでしょう。ヘルニアなどに当院ではよく使う方法です。

無痕灸は台の上に艾を乗せて火をつけて燃やす方法です。
または途中で指で潰して消したり棒状の灸(棒灸)で皮膚に知がづけたりする方法です。
お灸も私が学生時代から比べてもずいぶんやり方が変化したと思います。
研究が進んだといいつてもいいかもしれません。

私のところで使う灸法は「台座灸(無痕灸)」「三分灸(無痕灸)」「棒灸(無痕灸)」「透熱灸(有痕灸)」です。