目の疲れ(眼精疲労)と鍼灸指圧

コロナ禍で働き方が変わり,テレワークが進み一日中ディスプレーを見続けることが増えたのではないでしょうか。
ワードプロセッサーが現れていてからVDT症候群が出てきました。
VDT: Visual Display Terrninalsーコンピューター、タブレットを用いた作業で出てきたカラダの異変です。

VDT症候群:

ー長時間のVDT作業により、目や体、心に支障をきたす病気
ー目の症状:ドライアイ、充血、視力低下、眼精疲労
ー体の症状:首腰、肩のこり、だるさ、痛み(頸肩腕症候群)
ー心の症状:食欲減退、イライラ、不安感、抑うつ症状など

眼精疲労とは何か?

眼精疲労は、長時間のデジタルデバイス使用や近くの対象物を見続けることによって引き起こされる、目の疲れや不快感の総称です。パソコンやスマートフォン,ゲーム機の普及により増加しています。

鍼灸指圧療法の基礎知識

目の疲れでは首や頭,顔,肩にコリが出てくることは鍼灸指圧の仕事をしているものなら知られた現象です。
鍼灸按摩指圧師は特定のツボを刺激することでコリに対処しカラダを整える方法です。
眼精疲労の方は日常的に来院されます。

眼精疲労に効果的な鍼灸指圧の技術

目の周りや頭,首には、眼精疲労に効果的なツボが存在します。
鍼灸指圧の専門家による施術やセルフケアによって、目の疲れを軽減することができます。

鍼灸指圧療法と予防策の統合的アプローチ

眼精疲労を予防するために、日常生活に取り入れることができる鍼灸指圧と予防策の組み合わせについて説明します。
目の疲れは栄養素とも大きく結びつきます。
目に良いとされる栄養素は、ビタミンAやβ-カロテン、ビタミンB1、ビタミンB12などです。

一日の作業時間が長くなりすぎないようにして、こまめに休憩を挟むことも大切です。
厚生労働省のガイドラインによると、1時間以内を1サイクルとし、サイクルとサイクルの間に10~15分の休止時間を入れること、1サイクルのなかでも1、2回の小休止をとることとされています。
参照:厚生労働省ホームページ「情報機器作業における労働衛生 管理のためのガイドライン