増永静人著「経絡指圧治療 百話」第一話|子供の足

増永先生は戦争から帰ってから京都大学に通いながらお母さんの手伝いをしていたそうです。
私といえば、叔母さんが札幌のリンパマッサージに通っていて、すごく流行っているので「あんた、弟子入りして、独立したら一緒にやろう」と誘われて面接にでかけたのが最初です。

高校時代柔道部で、卒業生の方が柔道二段なら柔道整復師の学校入学資格があるということでしたが、接骨院、治療院はお爺さんお婆さんの通うところだと思っていたので、選択肢にはありませんでした。

校区卒業後数年してからマッサージの先生に面接してもらったら、何処でもいいの学校に行って資格を取ってきたら教えてあげると言われまた上京しました。

この「子供の足」は、甘いものと肝臓と、アキレス腱を東洋医学的な診方で診断し甘いものを、止めてもらったらアキレス腱の引きつけが、なくなったという話です。
腹診でも肝臓に緊張がみられたと書かれています。

「小児麻痺だと言われ、1年も整形マッサージに通っていた子も同じ原因で足関節までつれていた。それを足の間だけでマッサージをしたり、ときには釣れるところを切断して治そうと・・・」

今の時代は違うけれども、昭和40年代 までは、小児麻痺は腱を切ったり施設に入れたりするのは普通に行われていた。

知り合いの方も小児麻痺で半身麻痺だが、高校まで施設に入れられていて、自分で頑張って早稲田大学に入学しその後、企業の通訳をしていた人を知っている。後で君を施設に入れたのは間違いだったと施設の人から言われて非常に怒っていました。

また、私がよく通っていた方のお嬢さんは小児麻痺で腱を切る手術を勧められていたが、周りを見て良くなった人を見たことがないので、ずっと断り続けていた。
この方は知り合いから勧められて、いわゆる宗教団体の手のひら療法に行ったら、歩き方が少し変わったので、無料ということもあり5年くらい通ったそうです。治ったわけではありませんが、高校卒業して市役所に勤めていました。

食は健康の基本なので、とても大事だなと思います。
特に甘いものは、私も小さい頃から好きでしたが、やたら食べていたときは、いろいろな体調が悪かったのを思い出します。鍼灸学校に入り、糖分とかの取り過ぎとかコントロールするようになりました。

この第一話を読み、そんなことを思い出しました。